どうやって決まってるの?視力1.0の基準

「最近、目が悪くなってきたかも…」そう感じているのであれば、早めに視力検査をすることをおすすめします。問題なく見える視力の基準値は1.0とされていますが、そもそもこれはどのように判断されているのでしょうか。

視力検査といえば、さまざまな大きさや向きで書かれたCのような図形を見て切れ目の向きを答える方法が一般的です。紙に印刷されているのが主流ですが、最近は機械をのぞき込んで中に映っているものを答える形式も増えてきました。このCのような図形は、1888年にランドルト博士という眼科医が発案したことからランドルト環と呼ばれています。イタリアの学会で発表されたあと、1909年には世界共通の指標となりました。視力1.0とは、直径7.5㎜、幅1.5㎜のランドルト環を5m先から識別できる状態をさします。

基本的に視力が1.0あれば十分に遠くが見えているため、メガネやコンタクトレンズをつける必要はありません。0.7~0.9でも日常生活を送るには支障のない範囲です。もし遠くのものが見えにくいと感じるのであれば、そのときだけ視力矯正をすれば問題ないでしょう。ちなみに車の免許を取得するときには、裸眼もしくはメガネやコンタクトレンズをつけた状態で両目ともに0.7以上の視力があることが条件になります。

0.3~0.6くらいになってくると少し離れた景色や文字などが見にくくなってきます。メガネやコンタクトレンズを使った方がいいでしょう。視力がそれ以下になってしまった場合は必ず使うようにしてください。

メガネとコンタクトレンズ、それぞれ一長一短です。大きく違うのはやっぱりコスト面ではないでしょうか。メガネはそれなりに値段がはりますが、1回買ってしまえば視力が変わるまで買い替える必要はありません。それに対し、コンタクトレンズには寿命があります。使い捨てタイプなどになると毎月買わなくてはいけないため、コストもそれなりにかさんでしまいます。この点が気になるから、ということでコンタクトレンズに踏み切れない人も多いようです。ただ、最近はコンタクトレンズもお手頃な価格で買えるようになってきました。例えばLenszeroというコンタクトレンズの通販サイトでは、人気のアキュビューシリーズがお得な価格で販売されています。視力が落ちてきてメガネやコンタクトレンズを用意しないといけない状況になったら、こういった通販サイトを使うのも1つの手です。